＜一般的な症状＞
陽性症状
・・・幻聴・妄想・奇異な行動など
陰性症状
・・・引きこもり・意欲減退・無関心など
その他
・・・記憶力、融通性の低下・心身疲労など
以前は、うつ病・躁病・ヒステリーなど、いわゆる精神分裂病と言われて特殊な病気とされていたものですが、近年、それほど稀な症状ではないことが解かり、世間の偏見をなくすために「統合失調症」という名称が一般公募で選ばれたと記憶しています。（新聞にデカデカと募集広告が載ってたのを見たので）
＜原因＞
はっきり言って、不明です。（＾＾；
日常のどこにでもあるストレスが、その後の環境や生まれ持っての性格などの兼ね合いで、脳に影響を与えるようです。
脳内にはストレスを逃がす（ストレスとなる物質を減らす）働きがあるそうですが、それがうまく機能しなかったり、逃がしたストレスとなる物質をもう一度取り込んでしまったりという障害が起こることによって発症するのだそうです。
詳しいことは専門書を読んでください。これは病院で聞いたことなのでうろ覚えです。
＜経過＞
発症から回復までは個人差があり、数ヶ月から数年という幅があります。実際、私も１０年以上経過していますけど完治どころか、治療を始めたばかりですしねぇ。
・前駆期・・・発症前の兆候
・急性期・・・本人に自覚の無い症状が現れる（不安・幻聴・言動異常など）
・回復期・・・治療により回復してきた心身の疲れを癒すための充電期
・慢性期・・・急性期ほどではない症状が持続する時期
これは病院に置いてあったパンフレットに書いてあったことですが、いちいちこんなことを意識していられないのが実情じゃないかと思います。治療をサボれば回復期から急性期に戻ってしまうかもしれないし、人によって経過はまちまちだと私個人としては思うんですが・・・（こんなこと言ったら医師に怒られるかな？）
とにかく、信頼できる医師を捜し当てて、相談しながらまじめに治療していくのが回復への近道だと思っています。
＜注意！＞
励ますのは逆効果！！！
周りの人は、ついつい「頑張って！」なんて言ってしまいがちですが、コレって結構辛いんですよ。本人だって頑張って家事をこなしたいし、積極的に外にも出たいんです。でもできないんだから、励まされると「自分はダメなんだ」って落ち込みます。
悩ませないで！！！
たとえば、患者さんが「ＡとＢ、どっちがいい？」なんて聞いたとき、「どっちでもいいよ」なんて突き放してはいけません。思いっきり精神負担になるんです。
健康だったらなんでもない決め事が、本当に決められないんですよ。特に主婦さんが患者さんの時、夕飯のおかずを決めるのってかなり苦労なのかも。（自分のことだったりして＾＾）
＜再発のサイン＞
・昼夜逆転生活になる
・食欲減退
・引きこもる
・カリカリ、イライラする
・急に活発になる
こういうのが再発のサインだそうです。家族の方は見逃さないように！
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